大東流合氣柔術とは
日本古来の柔術。
筋力を使わない、「氣」を使う柔術として知られています。「氣」を使うとは実際にはどういうことなのでしょうか。
様々な解釈がある中で、私たちは福岡県筑紫野市在住の錦戸無光先生のご指導の下、合氣へつながる身体を作るための基本技を中心に稽古をしています。
特徴 1
痛くない稽古
技は、まったく痛くありません。肘や手首を極めて投げるというようなことはしません。力対力という構図でがんばりません。上手に技がかかると、なぜ投げられたのかわからないくらいです。
特徴 4
筋力体格によらない
武術といえば、多くの人が体重や背の高さの違いによって有利不利を考えると思います。大東流は筋力を使わないことを稽古するので、体格による有利不利がありません。女性や高齢者であっても、正しく理合いを身につけることで修得可能です。
特徴 2
簡単な手順
技の手順は、大変簡単です。他の武術のような膨大な手順を覚えるというプロセスはありません。動き自体は、一度見ていただければ、すぐに再現できるような単純な技です。手順の先に稽古があります。
特徴 5
普遍としての「自然体」
大東流で稽古するのは「自然体」。「自然体」と一言で言いますが、自然体の難しさはどのような技芸を追求していても、必ず出てくる課題です。大東流の「自然体」の養成は、日常生活や他の技芸についても大きなプラスになります。
特徴 3
ヤラセではありません
技がかかるのを見ると、まるで自分から転がっているように見えます。これは「これ以上我慢すると痛いから仕方なく受け身を取っている」ということではありませんし、自分から受け身を取ることはありません。
特徴 6
感覚を磨く
技は、力比べでもスピード比べでもありません。最初は、丁寧なゆっくりした稽古で感覚を磨きます。相手に隙を見せない。相手に攻撃させない技を追求しています。そのためには、受け(攻撃側)も取り(技をかける側)も常に「武術」であることを前提に真剣に取り組みます。